Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しょうせつ ほととぎす

小説 不如帰 

徳冨 蘆花

Lisez 小説 不如帰 (しょうせつ ほととぎす) de 徳冨 蘆花 (とくとみろか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 129 742 caractères · 256 écrans

Aozora Bunko

艦は震い、舷にそうて煙おびただしく渦まき起こりぬ。

あたかもその答礼として、定遠鎮遠のいずれか放ちたる大弾丸すさまじく空にうなりて、煙突の上二寸ばかりかすめて海に落ちたり。砲員の二三は思わず頭を下げぬ。

分隊長顧みて「だれだ、だれだ、お辞儀をするのは?」

武男を初め候補生も砲員もどっと笑いつ。

「さあ、打てッ! しっかり、しっかり――打てッ!」

右舷側砲は連べ放ちにうち出しぬ。三十二サンチ巨砲も艦を震わして鳴りぬ。後続の諸艦も一斉にうち出しぬ。たちまち敵のうちたる時限弾の一個は、砲台近く破裂して、今しも弾丸を砲尾に運びし砲員の一人武男が後ろにどうと倒れつ。起き上がらんとして、また倒れ、血はさっとほとばしりてしたたかに武男がズボンにかかりぬ。砲員の過半はそなたを顧みつ。

「だれだ? だれだ?」

「西山じゃないか、西山だ、西山だ」

「死んだか」

「打てッ!」分隊長の声鳴りて、砲員皆砲に群がりつ。

武男は手早く運搬手に死者を運ばし、ふりかえってその位置に立たんとすれば、分隊長は武男がズボンに目をつけ

「川島君、負傷じゃないか」

「なあに、今のとばしるです」

「おおそうか。