Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

こさかいふぼくしスケッチ

小酒井不木氏スケッチ

国枝 史郎

Lisez 小酒井不木氏スケッチ (こさかいふぼくしスケッチ) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 5 809 caractères · 12 écrans

Aozora Bunko

(博士よ、書生をお置きなさいまし)玄関の正面は二階へ上る階段、玄関の右手は直ぐ書斎で、私は書斎へ通ろう。広さ六畳の洋風書斎、壁に篏め込まれた巨大な書棚。それへ掛けられた深紅の垂布、他に巨大な二個の書棚、尚この他に廻転書架、窓に向かって大ぶりのデスク。――銀行の重役の用いそうな、前脚に引出のあるデスクである。デスクの上の雑然たることよ! 併し主人公の頭脳さえ、整理してあれば可いでは無いか。室の片隅にラジオを据えた卓、それと平行した室の隅に身長の高い置戸棚、そこに載せてある器といえば、青年時代の氏の写真(尤も今でも青年ではあるが)小さい可愛らしい七宝焼の花瓶、ひどく旨くない油絵の小品、等、々、々と云うようなもの。……戸棚の前に深張りの革椅子。他に籐椅子が二脚ある。そうして最う二つ廻転椅子。――氏常用の椅子である。室の中央に石炭ストーブ、それから最う一つ瓦斯ストーブ、書棚には沢山な和洋の書籍。

さて氏の風貌をスケッチしよう。中肉中身長血色よく、病身などとは思われない、衣裳の嗜好は地味の黒色。丹前姿の時もある。広い額だということは、氏が博士だという事に由って、非常に合理的に解釈出来よう。