Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
おおおとこのはなし
巨男の話
Lisez 巨男の話 (おおおとこのはなし) de Niimi Nankichi (新美 南吉) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 3 832 caractères · 8 écrans
やはり王様も巨男をあわれにお思いになったのか、
「こんな夜に働かせておくのは気の毒だ。それにあの男は、おとなしい。明日はもうあの仕事をやめさせよう。」とひとりいわれました。そんなことはすこしも知らずに、巨男はこつこつやっていました。そして、どんなことをしたら白鳥をなかせてお姫様にさせることができるだろうと考えていました。ふと、巨男は自分が死んだら――と考えました。そこで、温かい巨男の背でねむっている白鳥に話しかけました。
「私が死んだら、お前は悲しくないか?」
すると白鳥は眼をさまして、「そんなことをしてはいけない」というように羽ばたきしました。
「私が死んではいけないのかい? それなら、私が死んだらお前は涙を流すにちがいない。よし! 私はお前のために天国へいこう。」
巨男は立ちあがって、背中から白鳥をおろしました。白鳥は、とめようとして、巨男の着物のはしを引きました。巨男は、白鳥と最後の頬ずりをして、
「では、かわいい白鳥よ、さようなら、お前はもとの美しいお姫様に帰るのだよ……」といって、高い塔の上から身を投げました。地に落ちるとただちに死んでしまいました。