Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

はいとうだいのかいちょう

廃灯台の怪鳥

山本 周五郎

Lisez 廃灯台の怪鳥 (はいとうだいのかいちょう) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 8 578 caractères · 18 écrans

Aozora Bunko

犯人は何処からも忍込めません。傷口は、……吉井君のと寸分違わずです。然も、――死ぬ間際に田口は『あの鳥が』と云って、例の剥製の怪鳥を指しました」

「そのとき鳥の爪に血が附いていはしませんでした?」

桂子が怖ろしそうに訊いた。

「附いていました。と云うより血みどろだったと云うべきでしょう。――警官が来て二週間あまりも捜査しましたが、結局……訳の分らぬ怪事件として打切られて了いました。ところが、それから間もなく、左様、ひと月も経った頃でしょうか、今度は灯台長の川村という老人が、全く同じような死方をしたのです」

「つまり、それも原因は分らず了いなのですね」

「そうです、その後の二人も」

「…………」

四人も、四人も怪死したのか? 聴いていた宗方博士をはじめ、みんな遉に顔色を変えたが、――新田進がふと金森村医を見ながら、

「そのお話をつづめると、剥製の怪鳥が動きだして人を殺す、と云う事になりそうですが、貴方はそれをお信じになっているのですか」

「私は御覧の通り貧しい科学者で、試験管の中で実証される事実でない限り何物をも信じません。無論……剥製の鳥が化けて出るなどとという事も信じようとは思いません。