Classiques japonais avec furigana
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のちのなりひらぶんじ
後の業平文治
三遊亭 円朝
Lisez 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 109 545 caractères · 216 écrans
のも不実と思いまして、今日にもお出(い)でがあったらお返し申そうかと思って居(お)るのでございますよ」
友之助は不審の眉(まゆ)を顰(ひそ)めまして、
友「はてな、亥太郎さんが此品(これ)を持っていると云うのは不思議でございますな、この煙草入(たばこいれ)は皮は高麗(こうらい)の青皮(せいひ)、趙雲(ちょううん)の円金物(まるがなもの)、後藤宗乘(ごとうそうじょう)の作、緒締(おじめ)根附(ねつけ)はちぎれて有りませんが、これは不思議な品で、私(わたくし)が銀座の店に居りました時、手掛けた事のある品物でございますぜ」
と噂をすれば影とやら、表の方(かた)から亥太郎がやってまいりました。
二十一
亥太郎は門口に立ちて、
亥「えゝお頼み申します、亥太郎で、滅相(めっそう)お暑くなりました」
と云う声を聞付けまして、
友「これは/\豊島町の棟梁、さアお上(あが)りなさいまし」
森「さア/\棟梁お上んなせえな」
亥「御免よ」
友「いや棟梁、一寸(ちょっと)お聞き申しますが、此の煙草入は貴方(あなた)がお持ちなすっていたのですか」
亥「持ってたと云う