Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かいとうおう

怪塔王

海野 十三

Lisez 怪塔王 (かいとうおう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 167 635 caractères · 337 écrans

Aozora Bunko

あとには四機の偵察機が、はなればなれになって、九十九里浜の上空を、いつまでもぶんぶんと飛びまわるのでありました。

「ははあ、上空からこのへん一帯を警戒しているのだよ」

「兄さん、たいへんなことになって来たわねえ」

ミチ子は目をまるくして、一彦の腕をしっかとおさえていました。

しかし、まだこの浜べのさわぎは、ほんの始りだったのです。おひるごろになると、どこから来たのか、駆逐艦だの、変な形をした軍艦とも商船ともわからない船だのが、およそ十隻ほども集ってきて、沖はなかなか賑やかになりました。

帆村探偵

1

さわぎはますます大きくなって、午後になると陸戦隊がボートにのって、浜べにつきました。そしてただちに警戒につきました。

沖合には、坐礁した大戦艦淡路が傾いており、そのまわりには大小いろいろな軍艦がぐるっととりまき、空には尻尾を赤く塗った海軍の偵察機が舞い、それを背景にして、浜べには陸戦隊が銃剣をきらめかして警戒をしているのです。

しずかなほんの漁村にすぎなかったこの海べの村は、一夜のうちにたちまち姿をかえて、まるで戦場のようなさわぎになってしまいました。