Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
きょうりゅうとう
恐竜島
海野 十三
Lisez 恐竜島 (きょうりゅうとう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 98 662 caractères · 199 écrans
海岸にまっていたのは、やぶれた筏だけであった。
彼は、砂の上に腰をおろして、ぼんやりと考えこんだ。
ラツールもいなくなった。ポチさえ、どこに行ったかわからなくなった。絶海の孤島に、自分ひとりがとりのこされている。このままでいれば、ひぼしになるか、病気になるかして、白骨と化してしまうであろう。玉太郎は心ぼそさにたえきれなくなって、砂の上にたおれた。そして大きな声をあげて泣いた。泣きつかれて、ねむった。
どのくらいねむったかしれないが、ふと目がさめた。脚のところへ、がさがさと何かがはいりこんで来たので、びっくりして目がさめた。
貝だった。一枚貝だった。
いや、手にとってみると、それは一枚貝を自分の家として住んでいるやどかりだった。
「なあんだ。やどかりか」
やどかりは、玉太郎の手のひらの上で、しばらくじっとしていたが、やがて急に足をだして、あわててはった。そして手のひらからぽとんと下に落ち、草の中にかくれた。
玉太郎は、草の中からそのやどかりをさがしだして、波うちぎわへほうってやった。
「そうだ、ぼくはひとりぼっちではない。この島にはやどかりもいる蠅もいる。