Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しゃよう

斜陽

太宰 治

Lisez 斜陽 (しゃよう) de Dazai Osamu (太宰 治) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 89 822 caractères · 176 écrans

Aozora Bunko

人をきらい、人にきらわれる。

ちえくらべ。

厳粛=阿呆感

とにかくね、生きているのだからね、インチキをやっているに違いないのさ。

或る借銭申込みの手紙。

「御返事を。

御返事を下さい。

そうして、それが必ず快報であるように。

僕はさまざまの屈辱を思い設けて、ひとりで呻いています。

芝居をしているのではありません。絶対にそうではありません。

お願いいたします。

僕は恥ずかしさのために死にそうです。

誇張ではないのです。

毎日毎日、御返事を待って、夜も昼もがたがたふるえているのです。

僕に、砂を噛ませないで。

壁から忍び笑いの声が聞えて来て、深夜、床の中で輾転しているのです。

僕を恥ずかしい目に逢わせないで。

姉さん!」

そこまで読んで私は、その夕顔日誌を閉じ、木の箱にかえして、それから窓のほうに歩いて行き、窓を一ぱいにひらいて、白い雨に煙っているお庭を見下しながら、あの頃の事を考えた。

もう、あれから、六年になる。直治の、この麻薬中毒が、私の離婚の原因になった、いいえ、そう言ってはいけない、私の離婚は、直治の麻薬中毒がなくっても、べつな何かのきっかけで、いつかは行われているように、そのように、私の生れた時から、さだまっていた事みたいな気もする。