Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

Lisez 新書太閤記 (しんしょたいこうき) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 185 353 caractères · 371 écrans

Aozora Bunko

その足跡は余りに広くて審らかでないが、彼が、遊歴の地を多く西国方面に求めたことは慥かであろう。なぜならば、中国以西の地は、文化の移入が最も早く、わけて彼が年来研究の題目としている鉄砲についても、新しい知識にふれる機会が当然に多いからである。

中国では、こういうことにも出会った。

毛利家の家臣の桂某なる者が、山口の城下で挙動不審な一旅行者を捕えた。

それが光秀であった。

ここでも、隠密の嫌疑をうけたのであるが、光秀は、自分の素姓、境遇、志望などを、少しもつつまずに語って、天下周遊の間に、見聞してきた諸国の群雄の状況からその批判までを、淀みなくのべたてた。

訊問に当った桂某は、その該博に驚いて、すっかり彼に傾倒してしまった。

で、主人の元就に、

(たしかに、異材と思います。召し抱えておかれたら、他日、必ず為すある人物とぞんじますが)

と、推挙した。

人材を求めていることは、どこも同じだった。自国を去る人材は、他国へついて、いつか自国の敵を重からしめるからである。

元就も、聞いて、さっそく見ようということになった。光秀は、一日、吉田城へ上った。

翌日、家臣の桂某は、ひとり君前に出て、元就の内意を伺った。