Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

Lisez 新書太閤記 (しんしょたいこうき) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 200 320 caractères · 398 écrans

Aozora Bunko

、こはいかに、すでに獄舎は破れ、あたりは火ばかりで、おすがたは見あたりません。

さては、村重が手早く、お体を他所へ移し去ったものかと、一時は悲嘆絶望のあまり、三名刺し交えて死なんかとまでいたしましたが、その後、城内でもお行方をしきりに厳探中と聞え、さては、無事に他へお逃れあったか、さすればわれわれの苦心もむなしからず――と、実は御武運の幸を祝していたところでした。

折も折、昨夕、お姿を変えて、有馬の湯へひそかに御潜伏と、新七よりの情報に、狂喜雀躍、すぐにもお宿へうかがい、お目通りをとも思いましたが、なおそこらは敵地に遠からぬ所、人目の憚りもあり、かたがた、ふいにお愕かせ奉るもいかがと弁え、わざと一応、かく書面仕りました。

つぶさなことはなお新七より直々お聴取りを仰ぎます。

というような文意であった。

「新七とやら。……この書面によれば、母里、栗山、井上の三人は、わしが伊丹の城中に囚われとなったときから、そちの奥にかくれて、苦心をかさねていたようだが……今なお三名はそちの家に潜んでおるのか」

「はい。たしかに、お城外へ無事にお逃げになったことは知れましたが、なお、はっきり御生死をつきとめぬうちはと」