Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

Lisez 新書太閤記 (しんしょたいこうき) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 200 903 caractères · 400 écrans

Aozora Bunko

ここ久しく会わなかったが、光秀はこの大医と、安土の城内でいくたびか同席したことがある。そのうち二度ほどは茶席であった。信長は、茶の相手にもよく彼を招いたが、病気といえばすぐ、

(道三を呼べ)

と、いうのが寝つくよりも先で、常に左右にいる典医よりも、彼への信頼のほうがはるかに篤いようであった。

けれど道三は由来、権者に召し抱えられるのは好まない質だし、住居は京都にあるので、そのたびごとに安土まで通うのは、いくら丈夫といってもなかなか有難迷惑のようであった。

光春は小屋まで行かずに戻って来た。急に天野源右衛門が呼び返しに来たからである。

源右衛門は小声で、

「どうも、まずいお人に出会うてしまいました」

と、歩みながら囁いたが、光春はやがて曲直瀬道三のすがたを見て近づくと、むしろ僥倖のように、

「これはおめずらしい。一渓老ではありませんか。いつも壮者をしのぐばかりなお元気。きょうは京都からお登りでしたか。何か、御遊山のお連れとでも?」

などと日頃の親しみを示して、光秀との話の仲へ立ち交じった。

はなし好きな道三は、この山上に思わぬ知己を拾って、いとど愉快そうに、