Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
Lisez 新書太閤記 (しんしょたいこうき) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 187 757 caractères · 375 écrans
「於犬、幾歳になられたの」
「四十五じゃよ。やがて四十六」
「そうなるか。おぬしも」
「何をとぼけて。……むかしからお汝の一つ年下ではないか」
「そうそう。一つ年下の弟であったよな。……が、こうして見ると、おぬしの方が、大人に見ゆる」
「何の、わしの方が若い。お汝は老けておる」
「老けているのは若いときからじゃよ。――正直、この秀吉は、幾歳になっても、大人になった気がいたさぬで困る」
「四十不惑とか申すに」
「たれがいうたか、あれはうそらしい」
「そうかの」
「君子は――と上につけて申すことばである」
「君子ハ四十ニシテ惑ワズか。なるほど」
「われら凡夫は、四十初惑というてよい。於犬などは、なかなかそうであるまいが」
「とぼけ召さることよ。猿どのが。……のう、御両所」
利家は、とかく話の外に措かれがちな柴田勝豊、金森、不破の三名をかえりみて笑った。
面と対って、猿殿へ猿どのと呼びうる程な親しさが、三名にはふと羨ましく見えた。
「てまえには、前田殿のことばにも、羽柴殿のお説にも、何やら服しかねまする」
金森五郎八がいった。この人は四使中の最年長者で、六十であった。
「どう服せぬのか」