Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

いも

日本プロレタリア文学集・11 「文芸戦線」作家集(二)

佐左木 俊郎

Lisez 日本プロレタリア文学集・11 「文芸戦線」作家集(二) (いも) de 佐左木 俊郎 (ささきとしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 26 241 caractères · 54 écrans

Aozora Bunko

」

「旦那は直ぐそう云うげっとも、売って了めえば、野郎共は又その時ゃその時でなんとかしますべで。今までだって、うんと例があんのでごおすし、心配することはごおせん。」

「それゃあ、私があそこを売ったからって、食わずに死ぬようなごとはがすめえがね。併し、皆んながああして、田圃ばかりじゃ足りなくて、※(「奚+隹」、第3水準1-93-66)を飼ったり養蚕をしたりして、一生懸命になって稼いでいでそんでも困ってのでがすからね。」

森山は心の中で固く拳を握っていた。

*

路の両側から蛙の声が地を揺がしていた。煉瓦を焼く煙は、仄赤く、夜の空を焦していた。

権四郎爺は、二間道路の路幅一っぱいに、右斜めに歩いては左斜めに歩き、左斜めに歩いては右斜めに歩き、蹌踉きながら蛇行した。河北煉瓦製造会社の社長の家で、酒を呑まされて来てはいたが、別段酔っているのでは無かった。近頃彼が夜歩きをすると、部落の青年達がよく彼に突当って来るので、それを防ぐためだった。蛇行していれば、何方から出て来て突当ろうとしても、何等自分の威厳を傷つけられた風に見せずに、身をかわして了えるからだっだ。