Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

にっき

日記

宮本 百合子

Lisez 日記 (にっき) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 61 953 caractères · 124 écrans

Aozora Bunko

十二月十三日

十二月十四日

所々、先生の旧劇的伝習の匂って居る処はあるが、なかなか愛すべきものがあると思う。

○午後、小寺氏を訪ね。留守。千谷さんの処で暫く話して来る。

〔欄外に〕「文化と云うような実質的の事実が問題として、只一時の流行で終るのはよくない」

「大阪は新らしいものの芽を育てやすい処、東京はあまり批評的。文芸協会も大阪でやればあんなことはなかったろう。」

十二月十三日(火曜)

風邪の気味。鼻ズコズコで困る。

カアライルの「仏蘭西革命史」を読み始める。面白い。前に読んだエマアソンの文と比較して見ると、明に二人の性格の差が感ぜられる。エマアソンは、何と云うか、真昼の太陽の正しさと、熱と、暖みと平静とを持つトランスペランシーがある。快活だ、然しカアライルの方は、彼の横顔のように、やや陰になり、凹凸が多く、性格的に嫌世家の面影があるのではないか。

午後、A、壺にさす花を沢山買って来る。美しい。花と云うものがまして此から、如何程人間の住居に暖みとうるおいとを加えるか。

十二月十四日(水曜)

小雨。庭の土、小さいちゃぼひば美しくうるおう。

近頃は、いつも、かたかたした朝の雰囲気に目を覚すので今朝のように、やさしくしめった空気は変化である。