Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

きゅうぶんにほんばし

旧聞日本橋

長谷川 時雨

Lisez 旧聞日本橋 (きゅうぶんにほんばし) de 長谷川 時雨 (はせがわしぐれ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 158 045 caractères · 322 écrans

Aozora Bunko

らっこのトルコ型の帽子に、ラクダの頸巻きをして、外国人のような高い鼻をもった大きな人だったが、家にいる時は冬は糸織のねんねこを着、夏は八端の平ぐけを締めて、あんまり話はしないが細かく気のつく人だった。

おきんちゃんのうちも日蓮宗狂だが、此家の二人もそうだった。長四畳には帝釈様の髭題目の軸がかかっていて、お会式の万燈の花傘の、長い竹についた紙の花が丸く輪にして上の方にかかっている。軸の前の小机には、お燈明やら蝋燭台やら、お花立やらお供物の具や、日朝上人のお厨子やら、種々な仏器が飾ってある。

おしょさんは、その部屋の、真中の柱に、長い柱鏡のかかっている前に、緋の毛せんを敷いて二面の二絃琴にむかって座っている。すべての小道具は、燦然とみな磨かれて艶々している。座ぶとんの傍に紫檀の煙草盆があって、炉扇でよせられた富士山形の灰の上に香がくゆっている。二面の二絃琴の間には、漢方医がもたせてあるいた薬箱が、丁度両横から押出すようになっていて具合がよいので、薄い横とじの唄本をおくためにおかれてあった。六ツばかりある引出しには、絃や、小鋏や、懐中持ちの薬入れに入れた、絃に塗る練油などが入れてあった。