Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
きゅうぶんにほんばし
旧聞日本橋
長谷川 時雨
Lisez 旧聞日本橋 (きゅうぶんにほんばし) de 長谷川 時雨 (はせがわしぐれ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 158 045 caractères · 322 écrans
面長な下ぶくれな顔に黒い鬢を張って、おしどりに結って緋鹿の子の上を金紗でむすんでいた。つまみの薬玉の簪の長い房が頬の横でゆれて、羽織をきないで、小さい前かけ位な友禅ちりめんの小ぶとんに、緋ぢりめんの紐のついたのを背にあてて、紐を胸でむすんでさげていた。その女が狆を抱いて、夕方遊びに出るのを見るのがあたしは大好きだった。
大丸の小僧はみんな馬鹿なのかと思ったことがある。大きな姿をして、頭髪をおかっぱのようにして、中には胸にあぶらやのような茶色の切れをかけていた――お茶盆をもって、アーアーと節をつけて、店のはなっさきを行ったり来たりしていたからだ。アーアーというのは、おはいりという事なのだといったが、眺めていると好い気持ちではなかった。
大丸と向いあった角に仏具屋があって、その横に交番があったが、ある日引っこしをした。人夫が交番へ丸太ン棒を通して担いでいってしまったので吃驚した。でも交番がとれて四ツ角が広くなったのは具合がよかった。何事もみんな物珍らしいことはこの四ツ角に立って見物する最上の場所だったから――
住吉踊の一隊が来てかっぽれを踊ると、大きな渦になって見物がとりまいた。