Classiques japonais avec furigana
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めいじげきだん ランプのもとにて
明治劇談 ランプの下にて
岡本 綺堂
Lisez 明治劇談 ランプの下にて (めいじげきだん ランプのもとにて) de 岡本 綺堂 (おかもときどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 167 283 caractères · 329 écrans
三十四年(辛丑) 一九〇一
○三月、歌舞伎座にて「夜討曾我」と「河内山」を上演。その十日目に団十郎がインフルエンザに罹り、半途にて興行中止。
○四月歌舞伎座にては一番目を「千本桜」に換え、二番目をそのままにして、菊五郎が河内山を勤めたるも、不入りに終る。
○七月一日、歌舞伎座にて仏国人の魔術を興行。その技術あまりに拙しとて、観客は総立ちになりて喧騒をきわめ、結局一夜かぎりにて中止となる。
○八月十一日、落語家三遊亭円朝死す、六十二歳。近世の名人と称せられ、その口演になる「牡丹灯籠」「塩原多助」「粟田口」「名人長次」のたぐいはしばしば脚色して各劇場に上演せらる。
○十一月、歌舞伎座にて「忠臣蔵」と「国姓爺」を上演。菊五郎は初役にて道行の勘平、国姓爺などを勤めいたるが、七日目より脳貧血に罹りて欠勤す。団十郎、菊五郎、近来著しく老衰し、好劇家は一種寂寥の感を禁ずる能わず。
三十四年(辛丑) 一九〇一
○一月十日、三代目河竹新七死す、六十歳。黙阿弥の高弟にて、上演されたる新作狂言は八十余種の多きにのぼる。なかんずく有名なるは「忠臣蔵年中行事」「塩原多助」「牡丹灯籠」「籠釣瓶」「お祭佐七」「細川の火事」