Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しゅんせつのでわじのみっか

春雪の出羽路の三日

喜田 貞吉

Lisez 春雪の出羽路の三日 (しゅんせつのでわじのみっか) de 喜田 貞吉 (きたさだきち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 16 521 caractères · 33 écrans

Aozora Bunko

男女相集ってかけ歌を催し、勝負を決する。その歌には一定の型があるが、文句は即席に作るのが多く、それをニガタ節という節調で歌う。文句に行きつまったもの、声の続かぬものは負となって退き、新手と入れかわる。たいてい十二時ころから始まって、夜を徹するという。かけ歌とは、相手の歌の文句なり内容なりにかけて、それに縁故ある歌を歌うの義であろう。昔の歌垣というのは、集まった人が並んで人垣を作り、互いに歌を詠み交わすための名であろうが、このかけ歌また一種の歌垣である。『摂津風土記』に見える歌垣山、『万葉集』や『常陸風土記』に見える筑波のカガイ、皆同じ種類のものであろう。自分の郷里においても、夏の夜若い男女がお寺の庭などに集まって、麦舂きの真似をしながら、相手の歌の文句にかけて即席新作の歌をうたい、勝負を争う催しがしばしば行われる。それをオスガタといっている。相手の姿を賞めたり、ひやかしたりする歌を多く初めに歌うからだという。「様のお姿これから見れば、丁度山田の猪脅し」という風のものだ。昔はこのようなことが各地に行われていたものであろう。そしてそれがこの金沢八幡社の恒例祭日にも行われているのだ。