Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しゅんせつのでわじのみっか

春雪の出羽路の三日

喜田 貞吉

Lisez 春雪の出羽路の三日 (しゅんせつのでわじのみっか) de 喜田 貞吉 (きたさだきち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 16 521 caractères · 33 écrans

Aozora Bunko

羽黒の裸祭

まずこんなようなものだ。合の手のコバエテとは「来れは良い」の義で、酒田地方の方言だという。同じ庄内でも鶴岡ではこれをコバイチャというそうな。

羽黒の裸祭

晩餐の席上で、同席の諸君からいろいろ有益なお話を承った中に、一つ羽黒の裸祭のことをここに書き留めておく。一月三十一日のころ年越の晩に行われるので、村民真冬の雪の深い中を、二組に分れて、丸裸でおしあって、恙虫を送るのだという。藁で大きな恙虫の形を作り、それを切り取って振り蒔く。それを血気の若者が争って取り合う。ある一定の地域より外へ持ち出せば、もはやその所得が認められたので争わない。それを持って帰って家の入口に置く。その残りを一定の地で焼く。その早く焼き終った方が勝ちとなるのだという。そのおしあい祭の両方の長たるものをヒジリというのが面白い。ヒジリは「聖」で、普通には念仏行者の称であるが、ここではその聖が首領となって、恙虫送りの行事をするのだ。そのヒジリなるものは百日間家を出て、羽黒山に参籠して潔斎するのだという。この祭の時は大そうな人出なので、積雪を穿って室を作り、そこで茶店を開いて参詣者に茶菓、酒食を供するという。