Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

えどかとうきょうか

梵雲庵雑話

淡島 寒月

Lisez 梵雲庵雑話 (えどかとうきょうか) de 淡島 寒月 (あわしまかんげつ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 33 841 caractères · 73 écrans

Aozora Bunko

我が宗教観

御存じの通り私の父の椿岳は何んでも好きで、少しずつかじって見る人でありました。で、芸術以外に宗教にも趣味を持って、殊にその内でも空也は若い頃本山から吉阿弥の号を貰って、瓢を叩いては「なアもうだ/\」を唱えていた位に帰依していたのでありました。それから後には神官を望んで、白服を着て烏帽子を被った時もありましたが、後にはまた禅は茶味禅味だといって、禅に凝った事もありました。或る時芝の青松寺へ行って、和尚に対面して話の末、禅の大意を聞いたら、火箸をとって火鉢の灰を叩いて、パッと灰を立たせ、和尚は傍の僧と相顧みて微笑んだが、終に父にはその意が分らずにしまったというような話もあります。その頃高崎の大河内子と共に、東海道の旅をした事があって、途中荒れに逢って浜名で橋が半ば流れてしまった。その毀れた橋の上で坐禅を組んだので、大河内子が止めたそうでした。それから南禅寺に行った時にも、山門の上で子にすすめられて坐禅をしたという話でした。ところがこれほど凝った禅も、浅草の淡島堂にいた時分には、天台宗になって、僧籍に身を置くようになりました。しかしてその時「本然」という名を貰ったのでした。