Classiques japonais avec furigana
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ひかくしんわがく
比較神話学
高木 敏雄
Lisez 比較神話学 (ひかくしんわがく) de 高木 敏雄 (たかぎとしお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 177 624 caractères · 348 écrans
神話学の観察の範囲も亦た、全く之に同じく、四囲の自然界の観察の必要なる、却て甚だ大なるを見るなり。
此観察の直接の材料となり得可きもの、之を称して、源泉といい、その間接の材料となる可きもの、之を称して、徴証という。故に徴証とは、源泉に関して、何事かを告ぐるもの、又告げ得るものにして、同時に源泉の欠乏を補充するものなり。広義に於ての源泉は、之を分けて二とす。其一は現在に於て、尚生存するものにして、自己、同胞、現存の国家社会並びに四囲の自然之に属し、他の一は前代の人文的生産物にして、偶然の事情によりて、今日まで保存せられたるもの、即ち伝承、遺物、記録文書等すべて之に属す。之を狭義に於ての源泉とす。神話学に於て、一般に源泉と云うときは、通常記録文書と口碑伝承とを指す。故に源泉はその性質に於て、不完全なるものにして、徴証によりて之を補充するを要す。例えば日本国民の神話学に就て、第一種の源泉とは、現在の国家国民、並びに四囲の自然現象、国土の形状、気候、風土、動植物界を総称し、第二種即ち狭義の源泉は、古史神話即ち古代の高級神話に就て之を云わば、『日本書紀』、『古事記』