Classiques japonais avec furigana
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えどまえのつり
江戸前の釣り
三遊亭 金馬
Lisez 江戸前の釣り (えどまえのつり) de 三遊亭 金馬 (さんゆうていきんば) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 106 910 caractères · 214 écrans
寒中はタナゴとワカサギを釣っているので、寒ブナ釣りにはあまり多くは出かけないが、戦争中は鶏と卵が買えるので渡良瀬川によく行った。
浪曲の二代目東家楽遊君が部屋村に疎開していて、この人に連れられて行って教えてもらったが、ここは舟で竿を三本ぐらい並べるボッタの脈釣り。舟宿に頼んでアンカを入れてもらって釣るのだが、初めのうちは、あたりがわからずに、打ち返そうと思って静かにあげてみたら、フナがついていた。釣ったのではない、向こうから釣れてきたのである。何かフナに教わっているようで面目ない。
あとで聞いたことだが、寒ブナは居食いのときが多いから、ときどき、きいてみることが必要だといわれた。水が冷えてくると、フナも動くのがおっくうになるのか、フナの通路を捜しあてるのがひと苦労である。舟のこげない者には船頭がこいで行ってもやってくれる。
二月節分の寒明けでタナゴの竿をふき、道具をしまい、フナの巣離れにかかる。
昭和二十七年の釣り日記を見ると、
二月二十四日 日曜日 千葉県神崎高校の講堂で、町内慰問演芸会を催す。
釣り師はとかく田のあぜを踏み荒らし、土地の人にきらわれる。