Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
かっぱ
河童
Lisez 河童 (かっぱ) de Akutagawa Ryūnosuke (芥川 竜之介) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 37 576 caractères · 75 écrans
しかれどもトック君は不幸にも詳細に答うることをなさず、かえってトック君自身に関する種々のゴシップを質問したり。
問 予の死後の名声は如何?
答 ある批評家は「群小詩人のひとり」と言えり。
問 彼は予が詩集を贈らざりしに怨恨を含めるひとりなるべし。予の全集は出版せられしや?
答 君の全集は出版せられたれども、売行きはなはだ振わざるがごとし。
問 予の全集は三百年の後、――すなわち著作権の失われたる後、万人の購うところとなるべし。予の同棲せる女友だちは如何?
答 彼女は書肆ラック君の夫人となれり。
問 彼女はいまだ不幸にもラックの義眼なるを知らざるなるべし。予が子は如何?
答 国立孤児院にありと聞けり。
トック君はしばらく沈黙せる後、新たに質問を開始したり。
問 予が家は如何?
答 某写真師のステュディオとなれり。
問 予の机はいかになれるか?
答 いかなれるかを知るものなし。
問 予は予の机の抽斗に予の秘蔵せる一束の手紙を――しかれどもこは幸いにも多忙なる諸君の関するところにあらず。今やわが心霊界はおもむろに薄暮に沈まんとす。予は諸君と訣別すべし。