Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ほうえつクラブ

法悦クラブ

野村 胡堂

Lisez 法悦クラブ (ほうえつクラブ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 14 176 caractères · 28 écrans

Aozora Bunko

佐々村村一は少し反り身に、昂然として言い切りました。

「では、どうしてそんな事を発表なさるのです、相手の方も迷惑することだろうし、貴方も危険に曝されるではありませんか」

「いや、相手の夫人――阿修羅は、四人目の妾の告口で、悪魔的な夫に一切のことを知られて居るのですから、斯う打ち明けたところで迷惑を感ずる筈は無く、反って喜んで居るのかも知れないのです。私の危険など、素より問題ではありません、私が斯う打ち明けることによって、私共の愛が、阿修羅が軽蔑して居たにも拘らず、飛んだプラトニックなものであったということがわかって、阿修羅の夫も安心することでしょう」

「――――」

佐々村村一に言い伏せられて、茶谷会長は黙ってしまいました。

「それから、証拠が聴き度いと言われるなら、言ってしまいましょう、これは彼女――阿修羅も気が付かなかったかも知れませんが、――最後の晩ライターの光で、突嗟の間に私は彼女の大きな目印を見てしまったのです」

「?」

「彼女の額――広い美しい額の、丁度阿修羅王の木像の三つ目の眼のあるあたりに、赤い小さい紅石のようなほくろがあった筈です」

「――――」