Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

はいいろのきょじん

灰色の巨人/魔法博士

江戸川 乱歩

Lisez 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 156 085 caractères · 312 écrans

Aozora Bunko

明智探偵や警官などが、あとをつけてくるといけないので、灰色の巨人の部下のものが、見はりをつとめているのです。

そこは、両がわに、大きなやしきのコンクリートべいがつづいているさびしい町で、日がくれると、めったに人も通らないようなところでしたが、その暗やみの中を、向こうから、へんにヨロヨロする歩きかたで、ひとりの男が近づいてきました。

電柱のかげの見はりのものは、その男が園井さんではないかと、じっと目をこらしましたが、よく見ると、園井さんとはにてもつかない、きたならしい、こじきみたいな男でした。それが酒によっているらしく、口の中で、なにかブツブツいいながら、ちどり足で歩いてくるのです。

そして、電柱のまえまでくると、なにかにつまずいて、ヨロヨロと電柱のかげに、よろめいてきました。

そこにかくれていた男は、いそいで身をよけましたが、まにあいません。よっぱらいが、ころびそうになって、なにかにつかまろうとさしだした手が、男の服をつかんでしまったのです。

男は、「うるさいっ。」といわぬばかりに、かた手で、よっぱらいを、はらいのけようとしました。それが、いきおいあまって、なぐりつけたように感じたものですから、よっぱらいはだまっていません。