Classiques japonais avec furigana
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てりはきょうげん
照葉狂言
泉 鏡花
Lisez 照葉狂言 (てりはきょうげん) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 49 730 caractères · 100 écrans
二
後生ですって、止めたんだ。……それがあの洪水の時に流れ出して、大丈夫だった広岡の家へ衝突ったので流れただろう、誰のおかげだ……」
二
「……皆お前のせいじゃないか。あの時伐らしてさえおけば、こんなに路頭に立つようになるまで、家を流されるんじゃなかったッて、難題を言って、それで、お雪さんも仕方なしに、その養子をしたんだって。……それが酷いんだ。
小児の内は間抜けのようだったけれど、すっかり人が異って、癇癪持の乱暴な奴になったと見えるんだよ。……姉さん、年紀がゆくと変るものかしら。」
小親は火箸もて炭を挟みたる手を留めて、
「そりゃ、変るね。貢さんだって考えて御覧なさい、大そう異ったじゃあないか。」
「私は何、大きくなったばかりだね。」
「いいえ、ちっと憎らしくもおなりだよ。」
「そうかね。」
「その口だよ、憎らしい。」
「じゃ沢山憎んでおくれ。可いよ、どうせ憎まれッ児だ、構やあしない。」
小親は清しき目をりぬ。
「いいえ、可愛がるよ。」
「そんな事いうからだ。今でも皆でなぶって不可い。いろんな事をいうもんだから、人の前でうっかりした口も利けまいじゃないか。一所に居て、そうして、何も私は姉さんにものを云うのに、遠慮をすることは要らないわけだと思うけれど、皆がなぶるから、つい、何でも考えてしたり、考えてものを云ったりしなけりゃなら