Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lisez 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 289 044 caractères · 575 écrans
コンプリメントのこんな表現のあるのも面白いとお思いになるでしょう? 動作であらわされるいろんな心持――特に今のようなこんな心持、それを字にするのは何とむずかしいでしょう。「御苦労さま」という一句だって動作にしてみれば何とどっさりに表現されるでしょう? ねえ。熱いタオルをしぼってあげるでしょう? 櫛を出してあげるでしょう? 横にならしてあげると思います。そして、おきらいな青茶ではない番茶をあげるでしょうし。それから、それから。ひと言もいらないわ。
何となく私にはまだ眠っていらっしゃらない気がする。視線のゆくところにあの海棠の鉢がほんのり赤い花びらをもって置かれてあるように思います。
人間の成長、成熟の美しさということを考えました。はげちょろけの格子の襦袢をパッパッとけだして、相も変らず前のよく合わないような様子で、何と面白いでしょう。そして、しかもそこにある美しさ。やつれながら充実した精神と天真な美しさ。ああ花を買おう、という気持は、そこから発して、一つのつよいメロディーに貫かれているのです。おわかりになるでしょう? 手紙をかかないではいられないところもあるだろうではありませんか。