Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Lisez 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 289 044 caractères · 575 écrans

Aozora Bunko

の美の古さ、新しさ、そこにある矛盾は彼女に向って分析してやれなかったでしょう。勿論一葉にはその力がなかったわけね。半井桃水とのいきさつも、何故あれほどの女のひとがあのひとにと云われているけれど、一つにはあの中島歌子の塾の貴族性にいつも反撥し、とけこめずにいる一葉の庶民的なものへ引かれる心もあったのでしょう。安心して貧乏ばなしが出来るのもよかったのでしょう。十五から二十五までの十年は、どんな女でも、男でも、何と圧縮された多くの経験を重ねるでしょう。この年の間にどう生きたかということで、その人の一生がきまるようね。今度一葉をかいて、しみじみと感じました。この時代に何かどっかどうかでないものが、後年何かであるということは決してないように思えて、面白いやらこわいやらです。

きょうは、三十年から四十年までの間をすこし、かき直したくて。その下ごしらえ。

きのう『明日への精神』の出版届けかきました。やっと出るのでしょう。あの黄楊の印、覚えていらして? 出来たとき手紙に捺してあげたの、覚えていらして? あの字。あれを捺すのよ、どれにもこれにも。黄楊は丈夫な木で、かけないそうです。