Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lisez 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 65 952 caractères · 130 écrans
十二月十四日
名もなつかしい
おじいさん椅子は
おだやかに 大きく黄ばんだ朽葉色
気持の和むなきじゃくりと
ミシンの音は夢にとけ入り
時計はチクタクを刻む
となりの子供は
みんな出払った 休日の宵。
十二月十一日
十二月十四日 (消印)〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(代筆 コロー筆「樹陰」の絵はがき 速達)〕
十二日朝の速達戴きました。(十三日)
隆治さんに送る物に就て、はっきりその後の様子を申上げなかったので、気を揉ませて済みませんでした。七日に間に合うよう、電報をして、品物を揃え、母上から隆治さんに渡していただきましたが、ウィスキーや、磁石は、もしないといけないと思って、小包で島田宛送って置きました。書留小包にすると、割合早く、確に着きますから、二十五日頃もし出発が実現しても間に合うでしょうと思います。私の二通の島田宛の速達も隆治さんにお渡し下さったそうです。二十五日頃と云うのは、隆治さんの予想だそうです。お互さまに気をもみましたが、これでマアいくらか安心です。この次の面会は出来るものやら出来ないものやら不明だそうですが。小包を出したらホッとして、昨日の手紙にその事を書きませんでした。