Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

たまとりものがたり

玉取物語

久生 十蘭

Lisez 玉取物語 (たまとりものがたり) de 久生 十蘭 (ひさおじゅうらん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 9 495 caractères · 19 écrans

Aozora Bunko

何千、いや何万、数えきれたものではなかろうてや。方々、如何、思召される。なんという無慙なこと。悪逆無道、酷薄無情、これ以上の地獄の沙汰はあろうずるまい。これが人間の貴い命を預る医者の精神であろうか。恥入った、赤面背汗のいたり、辛うて身悶えするばかりじゃ。其許らに言うているのではない。自らに語り聞かしておるのでござるじゃが」そう言うて、膝に手を置いてさしうつむいた。

皆々、おのれの心の中を見抜かれたような心地がし、粛然とし、打萎れ、つくづくとなり、その後で、力を合せて解剖の勉強に出精しようと誓い合ったことでござる。大槻、戸塚はもとより、竹内、林、また三宅も某殿のふぐり玉にかかわりあい、それぞれの見識にしたがって勉強しているわけであったが、皆がてんでにおなじような実検をしていても効ないことだから、各々の分担をきめ、それぞれの受持で知識を深めるほうがよいと言う意見が出て、あらためて持役をきめた。

伊東玄朴  差図役、相談役

戸塚静海  執刀

大槻俊斎  監察

竹内玄洞  施薬

林 洞海  助手

三宅良斎  同

そこで玄朴が言うには、「前野、杉田の両先生、その以前では山脇東洋が、人体の内臓に刀を入れたじゃが、どちらも構造を見識するにとどまり、のみならず扱われたは、どちらも絶死の屍であった。