Classiques japonais avec furigana
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ふくざわゆきち
福沢諭吉
高山 毅
Lisez 福沢諭吉 (ふくざわゆきち) de 高山 毅 (たかやまつよし) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 54 555 caractères · 109 écrans
こうした、いそがしい仕事を、てきぱきとやってのけるあいまには、諭吉は自分の勉強をもわすれませんでした。もともと長崎にでてきたもくてきは、原書がよめるようになるということでしたから、オランダ流の医者や、オランダ語のつうやくをする人の家などにいって、いっしんふらんに原書の勉強をしました。諭吉は、原書というものをはじめてみて、
(これはむずかしいぞ。)
とおもいました。それはむりもありません、アルファベット二十六字をおぼえてしまうのに、三日もかかったのですから。けれども、五十日、百日と日がたつにつれて、だんだんよめるようになり、いみもわかるようになってきました。
こうなると、おもしろくないのは、奥平壱岐でした。壱岐は身分のたかい家老のむすこで、諭吉より十さいぐらい年上です。はじめはせんぱいぶって、あれこれとおしえてくれていたのですが、そのうちに、砲術についても、オランダ語についても、諭吉のほうが上になって、壱岐はそれまでとはあべこべに、諭吉からおそわらなければならなくなりました。それが、壱岐にはしゃくのたねでした。
それなら、いっしょうけんめいに勉強すればよいはずですが、なにしろおぼっちゃんのことですから、自分でどりょくするということがありません。