Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ささめゆき

細雪

谷崎 潤一郎

Lisez 細雪 (ささめゆき) de 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 194 628 caractères · 371 écrans

Aozora Bunko

その後の様子は分らないかと云うと、さっきこいさんから今夜立つと云う電話があったので、そのことを知らせてやった時の話では、ますます悪く、狂人のように悶えつづけている、国の方へも電報を打ったから、明日の朝は親達も来るだろうと思います、と云うことであったと云う。幸子は妙子が今立って行ったこと、自分も後に残っていても仕様がないので、明日じゅうには立つ積りであること、等々を語って、電話を切りしなに悦子の様子を尋ねると、これはもう元気になり過ぎて、病室に大人しくしていることが出来ず、ふらふらその辺へ飛び出したがって始末に負えない、瘡蓋も体じゅう殆ど剥がれて、纔かに足の蹠に少し残っているだけである、と云うのであった。

幸子は自分も怱々に立つとして、姉にどう云う挨拶をして行ったものか当惑したが、どう考えてもこの場合を巧く云い繕う口実がないので、いくらか変に思われても仕方がないと度胸を極めて、翌朝電話で、昨夜妙子が急用が出来て関西へ帰ったことを告げ、自分も今日帰ることにしたので、何処かでちょっと会いたいが、此方から渋谷へ出向こうかと云うと、それならあたしが行こうと云って、間もなく妙子の鞄を持って姉が浜屋へ現れた。