Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
かんがえこじき
考えこじき
小川 未明
Lisez 考えこじき (かんがえこじき) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 4 263 caractères · 9 écrans
人というものは、一つのことをじっと考えていると、ほかのことはわすれるものだし、また、どんな場合でも、考えることの自由を、もつものです。
ある日、清吉は、おじさんと町へ、いっしょにいきました。そして、おじさんが用たしをしている、しばらくの間、ひとり、そのあたりをさんぽして待つことにしました。一けんの店では、いろいろの運動器具をならべ、のきさきに写真などをかけていました。すべてスポーツにかんするもので、ちょうど盛夏も近づいたから、山岳の風景や、溪谷、海洋のけしきなどが、目にもしたしまれたのであります。
そのなかの一枚は、のこぎりのはをたてたような、山脈の姿であって、もっとも高いいただきには、雪が白くのこっていました。おそらく、夏の間じゅう、とけることなく、あたらしい雪が、またその上につもるのでありましょう。そのほかの山も、一つ、一つ、個性があって、あるものは、なんとなく近づきがたく、あるものは、なつかしみのもてるようなものがありました。とはいうものの、どれもここからはとおいかなたにあり、いったとしても、のぼるのは、よういではなかったのです。
想像するに、一日じゅう、つめたいきりがかかったり、はれたりし、はげしい風に木立がざわめき、鳥のなく声のほかには、しんとして、べつにおとずれる人も、まれだったでありましょ