Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

くしんのがくゆう

苦心の学友

佐々木 邦

Lisez 苦心の学友 (くしんのがくゆう) de 佐々木 邦 (ささきくに) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 162 732 caractères · 332 écrans

Aozora Bunko

仕方がない。と結論したが、どうも心持ちがわるい。

おりから後ろの机の横田生が先生の目をぬすみながら、チクリチクリと正三君の背中をつねりはじめた。うるさくてしょうがない。

「よしたまえ」と正三君はかたをふった。

「電信だよ」

「そんなものはいらない」

「堀口生からまわってきたんだよ。さっきのお礼だそうだよ」

とささやきながら、横田生は机の下から紙きれを押しつけた。こう聞くと正三君も気になる。そっと受け取ってみたら、

内藤正三位、昼の時間に小使い部屋の裏で待っている。一人と一人で男らしくやろう。堀口H

という喧嘩やり直しの申しこみだった。

「おい、返事を書け」

「…………」

「書かなければいえ」

「ゆくよ」

「なに?」

「ゆくとも!」と正三君の声は少し高かった。

「内藤君と横田君、話をしちゃいけませんよ」

と秋山先生が注意した。

「…………」

「内藤君、きみはたいへん顔色がわるいね。どうかしましたか?」

「いいえ」と内藤君はうつむいた。

「ゆかいゆかい」と堀口生が先生のすぐ下で喜んだ。

「なんです? きみは」

と先生がたしなめた。一年坊主は世話がやける。

やむにやまれぬ

お弁当がすんで級担任の橋本先生がいつものとおり、