Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
あらほうし
荒法師
山本 周五郎
Lisez 荒法師 (あらほうし) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 17 734 caractères · 36 écrans
「おあとから蹤いてまいりました、たぶん此処へいらっしゃるのだと思いまして……」かれはじっと娘の顔を見まもった、花世はその眼を眩しそうに避けながら、すぐに死者の鎧を解きはじめた。その姿を見やるうちに、まだこれまでに覚えたことのない、新しい火のような感動が胸へあふれてくるのを俊恵は感じた、花世の眩しそうな眼つきや、どこかに軽いおののきのみえる身ごなしや、こちらへ見せている横顔の寂しげな色が、なにを表白しているかということにはじめてかれは気づいたのだ、それはまるで痛みのように、じかにかれの胸へつきとおり、そこで火をふきだすように思えた、「生きる」ということがどういうものであるかを、生れてはじめてみつけたように思えた、「……わたしは城へはいる」かれは叱りつけるような調子でそう云った、花世はそっと頷いた、なにもかも知っているというようすだった、「すべては次ぎの世のことだ、いいな、花世」「はい……」「約束するぞ」叱りつけるような調子だったが、そのなかに隠れている意味はまさしく娘の心に通じたようだ、花世はもういちど「はい」と頷きながら、解きはなした