Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Lisez 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 189 935 caractères · 379 écrans
早「成れたって……成る手がゝりがねえ」
久「女に何とか云って見ろ」
早「間が悪くって云えねえ、客人だから、それに真面目な人だ、己が座敷へ入ると起上って、誠に長く厄介になって、お前には分けて世話になって、はア気の毒だなんて、中々お侍さんの娘だけに怖えように、凛々しい人だよ」
久「口で云い難ければ文を書いてやれ、文をよ、袂の中へ放り込むとか、枕の間へ挟むとかして置けい、娘子が読んで見て、宿屋の息子さんが然ういう心なれば嬉しいじゃアないか、どうせ行処がないから、彼の人と夫婦になりてえと、先方で望んでいたら何うする」
早「何だか知んねえが、それはむずかしそうだ」
久「そんな事を云わずにやって見ろ」
早「ところが私は文い書いた事がねえから、汝書いてくんろ、汝は鎮守様の地口行灯を拵えたが巧えよ、それ何とかいう地口が有ったっけ、そう/\、案山子のところに何か居るのよ」
久「然うよ、己がやったっけ、何か己え……然うさ通常の文をやっても、これ面白くねえから、何か尽し文でやりてえもんだなア」
早「尽し文てえのは」
久「尽しもんてえのは、ま花の時なれば花尽しよ、それからま山尽しだとか、獣類尽しだとかいう尽しもんで贈りてえなア」