Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

けつえきがたさつじんじけん

血液型殺人事件

甲賀 三郎

Lisez 血液型殺人事件 (けつえきがたさつじんじけん) de 甲賀 三郎 (こうがさぶろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 35 256 caractères · 71 écrans

Aozora Bunko

脅迫状

私にはどっちが正しいのか、それとも両方とも間違っているのか分らない。

話が大分傍路に這入ったが、之で私が血液型の研究から、博士と非常に親しくなった経緯は分って貰えたと思う。

話を本筋に戻そう。

脅迫状

署長は机の抽斗から、紙片を取り出して、私に示した。紙片は薄いケント紙を長方形に切ったもので、葉書よりやや大きいかと思われるものだった。それに丸味書体という製図家の使う一種の書体で、次のような文字と、記号が書かれていた。

Erinnern Sie sich zweiundzwanzigjahrevor!

Warum O×A → B ?

「ドイツ語ですね」私はいった。「二十二年以前を思い出せ、と書いてありますね。それから何故、というのですが、この記号は――」

私は首を捻った。

兎角人は物事を、自分の一番よく知っている知識で解決しようとするものだ。例えば患者が激しい腹痛を訴えた時、外科医は直ぐ盲腸炎だと考え、内科医は直ぐ胆石病だと考える、というような事がいわれている。そこで、私はこの記号を、直ぐ血液型ではないかと考えた(そしてこれは間違ではなかったのだが)。

「えーと、之は血液型の事をいったのじゃないでしょうか」