Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

あかいてぶくろ

赤い手袋

小川 未明

Lisez 赤い手袋 (あかいてぶくろ) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 1 644 caractères · 4 écrans

Aozora Bunko

政雄は、姉さんからこさえてもらいました、赤い毛糸の手袋を、学校から帰りに、どこでか落としてしまったのです。

その日は、寒い日で、雪が積もっていました。そして、終日、空は曇って日の光すらささない日でありましたが、みんなは元気で、学校から帰りに、雪投げをしたり、また、あるものは相撲などを取ったりしたので、政雄も、いっしょに雪を投げて遊びました。そのとき、手袋をとって、外套の隠しの中に入れたような気がしましたが、きっとよく入れきらなかったので、途中で落としてしまったものとみえます。

政雄は、家に帰ってから、はじめてそのことに気づきました。いよいよなくしてしまいますと、なつかしい赤い手袋が目についてなりませんでした。それも、そのはずであって、毎日学校の往来に、手にはめてきたばかりでなく、町へ買い物にやらされたときも、この赤い手袋をはめてゆき、お湯にいったときも、この赤い手袋をはめてゆき、また、夜、かるたを取りに近所へ呼ばれていったときも、この赤い手袋をはめていったからであります。

それほど、自分に親しいものでありましたから、政雄は、惜しくてなりません。