Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

めいしんかい

迷信解

井上 円了

Lisez 迷信解 (めいしんかい) de 井上 円了 (いのうええんりょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 48 601 caractères · 96 écrans

Aozora Bunko

第一〇段 鬼門、方位のこと

人相、家相のほかに、墨色と名づくる一種の相法がある。これは相書あるいは相字法と名づくべきものにして、人の筆跡を見て吉凶の判断を下す法である。書は人の性質をあらわし、書を検してその人の気質のいくぶんを知ることあるは、あたかも面貌につきて、その人の性質を判ずることを得ると同様である。ゆえに、相字法も全然排斥すべきにあらざるも、今日民間にて伝うるところの墨色なるものは、妄談を極めたるものにして、文字の墨色をみて、何年何月何日に剣難がある、火難がある、病気が起こる等の予言を与うることに定まっておる。かかる予言の決して当たるべき理はない。万一もし当たりたらば、偶然の暗合といわねばならぬ。かかる信ずべからざることを信ずるは、すべて迷信と申すものじゃ。せめて小学教育を受けたるものは、もはやかかる迷信に陥らぬようにせなければならぬ。

第一〇段 鬼門、方位のこと

民間にて最も人の信ずるは鬼門、方位の迷信である。その迷信は、建築、移転等に鬼門を犯し方位に逆らうときは、必ず天災、病死等の災害ありと信じておることじゃ。まず、鬼門の説明より始むるに、そのことはシナの古書に出でたる俗説にして、毫も信ずるに足らぬ妄談である。