Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
おちぼ
野菊の墓
伊藤 左千夫
Lisez 野菊の墓 (おちぼ) de 伊藤 左千夫 (いとうさちお) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.
N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 25 621 caractères · 52 écrans
そうして自分もその中へ引き入れられそうな気がする。
「またつまらなく考える。」やっぱし僕に病気があるのかなと思いながら便所へ降りた。朝顔の前に立ってとつじょ国もとの事を思い出す。きょうの自分のやり方は、わが身分には少し過ぎたと考えて、非常にいやな気持ちになった。なに一度の事だからと打ち消して見ても、いやな心地は容易に消えない。こんな事で、下宿の生活を楽しむなど思いもよらないと、大いにわれを叱って、無理々々に不快を打ち消した。
帰りに中島の室へ寄ると、中島の隣室にいる、哲学館大学の、木島という学生がいて話してる。矢野はふたりを誘うて自分の室にもどった。元来こういうことをやるは矢野の柄でないのだ。矢野にしては今夜はよほど調子はずれである。矢野も自分でそれと心づいて、何かに酔ったような気がしている。
中島も木島もよくビールを飲む。矢野が小さなコップで一杯やったあとは、ふたりで三本のビールを手もなくやってしまった。そうしてふたりはしきりに今の学生間の消息と学生の気風とを語った。教師と学生との間にもすこぶるいとうべきふうあることを語った。矢野は、ただにやりにやり笑って聞いている。