Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
おちぼ
野菊の墓
伊藤 左千夫
Lisez 野菊の墓 (おちぼ) de 伊藤 左千夫 (いとうさちお) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.
N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 25 621 caractères · 52 écrans
鋭利なきりで物をとおす、もちろん相当な力を要するけれども、とおらぬ懸念はない。矢野がふたりを見る目はそうであるが、自分を考えると、先のとまったきりで物をとおそうとするような思いがしてならぬ。大木のいましめたのもここだ、なんでも君は心を心外に移せ、そうして心外の物事に興味を発見しろ、できるだけ自分を考えないようにせよ、といわれた。
先のとまったきりで無理にとおそうとするより、先の鋭がるようにせよとの心だ、わかってはいるがどうもそうばかり行かない、批評的にそばからみれば、わけのない事でも、自分の事となると、考えた通りにわが心がなってくれない。
中島や木島にはどうしても矢野の苦痛とするところはわからない。したがって三人が合っても、退屈しのぎのらちもない話ならば、ともに笑うこともできるけれど、真に思いやった話はできない。木島などはすこぶるおもしろい男だが、とうてい矢野の友ではない。足の弱い奴なんぞ相手にしていられるもんかと、自分の健脚に任せてさっさと友を置き去りにして行ってしまいそうに思われる。
それは木島ばかりではない。中島だってそうだ。いや世間の人はみんなそうだ。