Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

てっとうのかいじん

鉄塔の怪人/海底の魔術師

江戸川 乱歩

Lisez 鉄塔の怪人/海底の魔術師 (てっとうのかいじん) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 160 770 caractères · 322 écrans

Aozora Bunko

明智先生をまかしたいのだ。それがきみの念願なのだ。ところが、こんども、だめだったねえ。こうして、ちゃんと見やぶられてしまったじゃないか。」

しかし、悪人たちが、小林君に、いつまでも、かってなことを、しゃべらせておくはずがありません。そのとき、ふたりのあらくれ男が、両方から小林君をだきすくめ、グルグルと、縄をかけてしまいました。

老人にばけていた二十面相は、それを見ると、さもここちよさそうに、また、大笑いをしました。

「ワハハハ……、こんどは、おれの笑うばんだよ。かわいそうに。りこうらしく見えても、やっぱり子どもだねえ。敵の城の中へ、たったひとりでとびこんできて、おれの正体をあばこうという勇気には、かんしんするが、さて、そうしてしばられてしまったら、もうおしまいじゃないか。やいて食おうと、にて食おうと、こっちの思うままだぜ。ハハハ……、きのどくだねえ。いよいよ、おれの国の、いちばんおもい刑罰にしょせられるのだ。……おい、このふたりのチンピラを、鉄塔の頂上へ、おいあげてしまえっ。」

二十面相は、そこで、おそろしい表情になって、はげしい声で命令しました。