Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

どうせんかいじへん

銅銭会事変 短編

国枝 史郎

Lisez 銅銭会事変 短編 (どうせんかいじへん) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 106 745 caractères · 216 écrans

Aozora Bunko

すると塊まっていた数人の乞食の、その一人が手を延ばし、ツと一つの小石を取った。それを唇へ持って行った。それから以前の場所へ置いた。他の乞食が同じことをした。次々に小石を取り上げた。それを唇へ持って行った。それから以前の場所へ置いた。「茶を喫するという意味なのだ」老武士は口の中で呟いた。「雙龍玉を争うにより、その争闘に加わるよう。よろしいといって承知した意味だ。ふむ、何かやると見える」

乞食は手早く石を崩した。小石ばかりを三個並べた。その後へ二つ円を描いた。

「ははあ同勢三百人か」口の中で老武士はいった。

乞食はまたも石を崩した。角石を取って右手へ置いた。一個の小石を左手へ置いた。その左手へ四個の小石を、四角形に置き並べた。そうして四角形の石の周囲へ、指で四角の線を引いた。

と、老武士は呟いた。「これ患難相扶陣だ。今度の争闘は患難だによって、相扶けよという意味だ」

乞食はまたも石を崩した。それから再び石を並べた。三個の小石を左手に並べ、三個の小石を右手へ並べた。中央へ二個の小石を置いた。

「これすなわち梅花陣だ」

周易の名家加藤左伝次

乞食は左右の手を延ばし、左右六個の石を取った。