Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
まぶたのはは
長谷川伸傑作選 瞼の母
長谷川 伸
Lisez 長谷川伸傑作選 瞼の母 (まぶたのはは) de 長谷川 伸 (はせがわしん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 94 753 caractères · 192 écrans
お前さんの三味線があるといいのだが、質にはいっていたっけね。それじゃ姪の処のを借りて行くとしよう。
安兵衛 時さん、出かけよう。一件の刻限はお定まりだ。日が暮れてから明方までだろう。
時次郎 直ぐ、あとから出かけますでござんす。
安兵衛 おきぬさん、日当の金一両は確においらが受取って持ってくるよ。(おろくと共に出て行く)
おきぬ (時次郎の手を握り)済みませんけど、後生だから、本当に帰ってきてください。お願い申します。
太郎吉 小父さん、おいら寝ずに待ってらあ。
時次郎 (太郎吉に)あすの昼までに屹と、帰ってくる。
おきぬ (出て行く時次郎を障子の処まできて見送る)屹と、帰ってきておくんなさい。(廊下へ顔を出して)ね、後生ですお願いです。
太郎吉 小父さん帰ってくるかなあ。
おきぬ ああ。お前もそんな気がするのかい。(抱き緊めて泣く。やがて苦しみ出す)
太郎吉 あッ大変だ。おっかちゃん、おっかちゃん。(廊下へ走り出して)小父さん、小父さん来ておくれ。
時次郎 (引返し来たり)どうした。おっかちゃんどうかしたか。(おきぬを見て)こいつはいけねえ。(介抱する)
安兵衛 (おろくと共に引返す)どうした。