Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ずいひつ しんへいけ

随筆 新平家

吉川 英治

Lisez 随筆 新平家 (ずいひつ しんへいけ) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 213 575 caractères · 424 écrans

Aozora Bunko

何より辛いのは、この一作を完成するまではという誓いから、諸雑誌や新聞の初春原稿も一切執筆を断っていることで、ときには山妻と顔見合せて「今月は一月中、人にあやまり通しでしたね」と晩の食事時に、ほっとつぶやきあうことがある。

前巻第八巻の見返しは、せっかくの杉本氏の絵も栄えないで、例にない不出来と思われた読者もあったろうと思う。原画は決して悪くなかったのだが、印刷所の手ちがいでとか聞いている。出版局では後刷分を刷り直すといっていた。ずいぶん良心的に印刷所を初め編集部でも注意に注意を払っていてくれるのだが、千慮の一失というものであったらしい。しかし、きのう既に、第十巻の杉本氏の原画を見たが、墨と朱だけを基調にし、それに初めて金を用いたおもしろい諧調の画であった。鑑賞的にも、諸氏の御満足をうることであろうと思う。

ラジオ東京の連続放送“新・平家物語”も回を趁っている。まだ本では読んでいないという人たちもよく分かるといっているのは宇野信夫氏の脚色にもよるのである。宇野氏は「新・平家」をどれほど読み返したか知れないといっていた。誠意と愛情をもった仕事は直にそれが通じるのであろう。