Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ゆきくるまえのこうげんのはなし
雪くる前の高原の話
小川 未明
Lisez 雪くる前の高原の話 (ゆきくるまえのこうげんのはなし) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.
N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 5 024 caractères · 10 écrans
年とった仲間は、冬の雪のある間を、寺のひさしの下に隠れ場を造ってはいっていたというから……このあたりは、雪が深く積もって、適当な場所が見いだされないかもしれない。なるほど、石炭のいうように、このまま町へゆくとしようかと、美しい翅を震わしてはちは考えていました。
このとき、トロッコの上に乗っていた労働者は、はちに目をとめると、
「この辺に巣があるとみえて、いつか俺の足を刺しやがった……。殺してくれようかな。」といって、足を揚げて、はちを踏みつぶそうとしました。しかし、はちは危ないところを脱れて飛び立ちました。その後で、石炭がとばっちりを食って大騒ぎをしていました。
はちは、レールについて、もとの場所へ帰ろうと思いました。そこにはやさしい、つたの葉が待っていたからです。
はちは、レールについて飛んでくるうちに、レールが苦しそうに、身を曲げて地面をはっているのに、はじめて気がついて、
「なんで、あなたは、そんなようすをしているのですか。」と、はちは、レールにたずねました。レールは、ものすごい目つきで、はちを見上げて、
「私が、こうして、苦しんでいる姿は、いまはじめて気がついたのですか。