Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

せいねんのてんか

青年の天下

大隈 重信

Lisez 青年の天下 (せいねんのてんか) de 大隈 重信 (おおくましげのぶ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 5 309 caractères · 11 écrans

Aozora Bunko

我輩とてこれでまだ日本の青年である

勝利者は黙って実行して行くものである。

我輩とてこれでまだ日本の青年である

我輩もまた日本の青年である。年齢をいくつ取ったって青年の意気に変りはない。我輩は知っての通り佐賀藩に人と為った。そして維新の風雲の間に一廉の地位を占めて来た。けれども今日の我輩をもって功成り名を遂げた者としてしまうのはいけない。我輩は諸君の友達だ。この隆々たる国運に乗じて、やがて日本が世界第一の強国になるまでは決して耄碌はしない。

佐賀藩には弘道館というものがあって、ちょうど今の小学校、中学校のような役目を遂げつつあった。即ち藩の子弟で六、七歳になると、外生となって入館する。十五、六歳になると内生になって、二十五、六歳には卒業するということになっていた。つまり外生が小学、内生が中学のようなものだ。そして二十五、六歳になって卒業の出来ないようなやくざ者は家禄の十分の八を除いて、生涯藩の役人が勤まらないことにしてあった。学業としてもっぱら朱子学を教えていたのである。

時はこれやがて明治維新の来らんとして、世の中は次第に物騒がしくなった時である。徳川幕府の威望日に衰えて、勤王論者の諸方に蜂起するあり、その上久しい鎖国のために鬱勃たる雄心を揮っていた国民の目の前に、西洋の文明が漸くその威力を見せようとしていたときである。