Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
おんぱのさつじん
音波の殺人
野村 胡堂
Lisez 音波の殺人 (おんぱのさつじん) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 15 399 caractères · 30 écrans
二人の話は途切れました、夕刊の記事を、何う効果的に作ろうかと考えて居たのです。
「ところで、面白いことがあるんだ、勇」
今度は千種の番です。
「何んだ」
「長島博士は今朝自首して出たよ」
「ヘエー」
「若菜を殺したのは、この長島長太郎に相違ない――と」
「気が違ったのか」
「若菜は拳銃で撃たれて殺んだと言うのに、長島博士は、音波で殺したと言い張るのだ」
「オンパ?」
「音の波だぞ、――博士は音響学上の大発見をして、音楽家の職業を皆んな奪うと言う大変な機械を拵えて居るんだよ、その機械が又同時に、殺人音波を遠距離に送れるというのだ、若菜の住んでいる家は、元々博士の持家で、あの部屋の窓には、共鳴装置を施こしてあり、三角戸棚の拳銃が発射されたとすれば、それは、博士の研究室から送られた一種の音響が室の特別な装置で拡大強化され、神経の弱い若菜が、発作的に気が触れて拳銃自殺をしたに相違ないと云うのだ、愕いたろう」
「それは正気の沙汰かい」
「警視庁で精神鑑定をしたが、少し学者らしい依怙地なところはあるが、大した異状はないと言うことだ」
「で、留置でもしたのかい」
「飛んでもない、昨夜十時から一時まで、研究室を一歩も出ない博士に、若菜を殺せる筈は無いじゃないか、アリバイは婆やと鳴り続ける機械が証明したよ、博士は若菜を怨んで居たに相違ないが、そんな