Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Lisez 食道楽 (くいどうらく) de 村井 弦斎 (むらいげんさい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 160 757 caractères · 321 écrans
大原様の奥様がお通りだといって人が駆出して見るよ。だから和女も行儀を好くして村にいる時のようにお芋の立食なんぞをしてはいけないよ。オホホ和女も嬉しいだろう。今朝電報をかけたからきっと満が停車場へ迎いに来ているよ。晩に着くと言って遣ったばかりで誰々が行くと言わないから満もきっと吃驚するよ。よもや和女が一緒だと思うまいからさぞ悦ぶだろう。それに満だって和女がこんな好い娘になっている事は知るまいし、いつぞやの夏休みに帰って来た時分和女はまだ男の子と一緒に真黒になって荒れていたからこんなに変ろうとは思うまい。きっと満が大悦びだよ。だけどもこんなに大勢が急に押かけて往ったら泊る処があるかしらん。東京の家は田舎のように広くないから寝る事も出来ない様では困りますねー」と良人や兄を顧る。良人よりもお代の父が当推量「ナニ大丈夫さいやしくも文学士の家だもの、いくら狭くっても五人や十人寝る事の出来ないような気支はない。東京では上等の人が馬車へ乗って歩く。満だって今に馬車へ乗るようになるだろうからそんな狭い家にいるはずがない」お代の母は心配性「ですがね、家は広くっても寝道具や何かがまだよく揃いますまい」