Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

がいこつとうのだいぼうけん

骸骨島の大冒険

山本 周五郎

Lisez 骸骨島の大冒険 (がいこつとうのだいぼうけん) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 16 922 caractères · 35 écrans

Aozora Bunko

それは煉瓦建のがらんとした部屋で、鼻を摘まれても分らぬくらい暗かった。出口はないかと、手探りに探していると、どこからともなく人声が洩れてくるから……声のする方へ忍びよって耳を澄ました。

「じゃあ骸骨島へ引上げるんでやすね?」

と云う低い声がした。壮太はぴったり壁に耳をつけて聞くと、

「そうだ、C・C・D潜水艦もぶん取ったし、春田龍介という小僧も生捕ったから、いよいよ骸骨島へ引上げて、潜水艦は外国の海軍に売渡し、龍介の小僧はヤンセンの仇を討つために、島の底へ生埋めにしてやるんだ!」

聞いている壮太は、驚きのあまり思わず叫声をあげようとした。

奴等の話では、博士の発明した潜水艦はぶん捕られたようだし、龍介さえ捕えられてしまったらしい――。

「えへへへ、そいつぁ面白いでしょうね。ところで骸骨島って云うなあ、全体どこにある島ですね!」

骸骨島! 悪漢共がC・C・D潜水艦を盗み、龍介を生埋めにしようという骸骨島とはどこに在るか? 壮太は片唾をのんで耳を澄ませた。

「うん、その骸骨島と云うのはな、それ、この地図のここに赤い線がひいてあるだろう、ここにあるんだ!」

「へえ――ですが此処にゃなにも書いてありませんぜ」